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転職を考えている時にもどうしても気になってしまうのが学歴です。
新卒採用時には「学歴フィルター」があると言われ、一定の大学出身・学歴がないと企業説明会に参加できない、エントリー自体できない、応募制限されてしまうこともあります。
ハジメ
「えぇ~~~もう説明会ぜんぶ満席~~~???はやい~~~😭😭😭」って思って嫌な予感がしたから自分の登録情報いじって早稲田大学にしたらぜ~~~んぶ空席でした~~~!!!!!!Fラン大学の仲間のみんな~~~!!!!!!強く生きていこうな~~~~~~!!!!!!!!!!!! pic.twitter.com/QtEG9zrXfH
— ちはな (@as_un_0655) February 28, 2018
このように新卒採用では学歴である程度足切りされてしまう、ということも。
では中途採用になる転職では学歴は重視されるのでしょう。
結論として転職では新卒ほどではないものの中途採用でも業種・業界によってはある程度学歴は重視されます。
ということで今回、転職活動において学歴がどう影響するかを紹介します。
転職時の学歴フィルターはどのくらい存在するのか、また学歴よりも評価されるポイントや、学歴が満たない場合でも転職を成功させるコツなどを詳しく解説します。
転職に学歴は関係あるの?
就活に大きく関係した学歴は、どのくらい転職時にも影響するのでしょうか。
転職の際に学歴が関係するのかどうかその実態について説明します。
転職時の学歴フィルターは新卒のときよりは「緩い」
転職時の学歴フィルターは、新卒採用に比べると格段に「緩い」です。
中途採用である転職では新卒採用のように一時期に何千人、何万人もの応募者が殺到することはありません。
これは新卒採用における応募者の内定倍率です。
ハジメ
学歴フィルターで応募者数を絞る必要がなく、学歴のみで不採用となることは新卒時よりは少なくなります。
「学歴フィルター」が強いのは新卒採用だけ
人気企業は新卒採用時に学歴フィルターがかかります。
前述のように膨大な数の就活生が一斉に応募するため、選考しきれないからです。
新卒採用では有名大学の学生から企業説明会の予約をできるようにしたり、面接に優先的に呼んだりしていることがあります。
一方転職では大学名で扱いに差をつけられることはほぼありません。
第二新卒は学歴が評価の対象になることも
第二新卒は中途転職のカテゴリーに入るものの、まだ学歴を見られる可能性があります。
第二新卒での転職は職歴が浅く、新卒就活生同様ポテンシャルを重点的に見られます。
ポテンシャルを測る指標の1つとして、「まずは学歴はどうなのか」と評価の対象になることがあります。
補足:学歴詐称は絶対にダメ!
「学歴を偽ることで選考が有利になるなら…」と考えてしまうかもしれません。
当然ですが、学歴詐称は絶対にやめておきましょう。
出身大学を証明する書類の提出を求められることがあり、学歴詐称が判明すると内定は取り消しになります。
また入社時には隠せても後に判明すると懲戒解雇となることもあります。懲戒解雇になるとその後のキャリアにも大きく影響してきます。
リスクを考えると学歴詐称は割に合いません。
学歴不問の求人は本当? どうして学歴不問で採用するの?
求人を見ていると「学歴不問」と記載のあるものもあります。本当に学歴は問われないのでしょうか。
また学歴不問で採用する理由を以下で説明します。
学歴よりも経験やポテンシャルを重視している
学歴不問の求人は、応募者の経験やポテンシャルを重視しています。
難関大学卒業で未経験、高卒でも「業界経験あり」だと企業から見たら後者が即戦力となることは一目瞭然です。
中途採用は即戦力となることが歓迎されるので、学歴よりも経験がある方が企業からありがたがられます。
また学歴や経験がなくても「素直でポテンシャルのある人」を探している場合もあります。その場合も学歴より人物像などをよく見られます。
学歴よりも年齢を重視している
学歴不問とする場合、「学歴よりも年齢」を重視していることがあります。
求人票には性別や年齢に関する希望を記載することができません。
そのため学歴不問で幅広く応募を募り、理想の年齢層の人から優先的に選考をしていくことも考えられます。
学歴問わず人員がほしい
この理由での求人がおそらく一番多いのですが、学歴不問の求人が出ている場合とにかく人手不足の場合です。
「学歴がなくても、やる気があって働いてくれるなら誰でもいい」ということも考えられます。
とくに離職率が高い業界や創業年数の浅い中小零細企業は知名度がないため、人手を確保するのも大変です。
人員を確保するため、学歴の条件を設けずに広く応募を募っているのでしょう。
転職で学歴より重視される5つのポイント
転職では学歴は新卒ほど重視されないと前述しましたが、では逆にどんなポイントを見られるのでしょうか。
転職面接で合否を左右するのは以下の5つのポイントです。
- 実績・スキル
- コミュニケーション力
- モチベーション
- ヒューマンスキル
- マネジメント力
それぞれのポイントがなぜ企業から求められるのか、詳しく説明します。
1.学歴よりも実績・スキル
中途転職では学歴よりも実績・スキルや職歴を見られます。
「どんなことができるのか」「キャリアに一貫性があるのか」が重視され、即戦力性が合否を決めるポイントとなる場合が多々あります。
中途採用では新卒のように一から丁寧に教育することができません。
また中途採用をするのは教育コストを削減するためでもあります。転職では実績やスキルの方が学歴よりも大切だと言えます。
2.学歴よりも高い周囲とのコミュニケーション力
中途の転職ではコミュニケーション能力の高さも必要です。
世の中の多くの仕事は人と協力しあって進めなければなりません。
社内で他のメンバーとのコミュニケーション不足が大きなミスを招く事態に発展することもよくあります。
必要事項を的確に伝え合うことができるコミュニケーション力やチームワークの方が、仕事をする上では学歴よりも求められます。
3.学歴よりもモチベーション・やる気
転職では学歴よりもモチベーションの高さをアピールすることが効果的です。
前述したように中途採用では新卒の時のような丁寧な教育や研修がありません。
自ら主体的に仕事を学び、身につけていく必要があります。
しかしモチベーションがなく常に受け身だと、いつまでも仕事ができないまま会社のお荷物となってしまいます。
仕事で達成したいことへのモチベーションがあれば、自分から他人に働きかけます。
その姿勢こそ企業が中途転職者に期待していることでしょう。
4.学歴よりもヒューマンスキル
ヒューマンスキルは「対人能力」のことです。
コミュニケーション力にプラスしてリーダーシップ、交渉力、傾聴力なども含まれます。
中途採用で転職すると、またイチから会社のルールや仕事を学ばなければなりません。
年下の上司がつくこともあり謙虚に教えてもらうことが大切です。
しかし中途採用者ではプライドが邪魔し、新しい社風になじめなかったり、周りの人間と上手にやりとりできなかったりすることも実はめずらしくありません。
新しい会社でやっていけるかどうかを左右するヒューマンスキルは、転職の際には特に注目されます。
5.学歴よりもマネジメント力
中途採用で身につけておくと望ましい能力の1つがマネジメント力です。
マネジメントができる管理職を自社で育てるまでには長い時間が必要であるため、マネジメント力を持っている人材は企業から求められやすくなります。
また今のビジネスシーンでは若手を指導・管理し、褒めたり叱ったりして能力を伸ばすことができる本物の「マネジメント力」を待ったビジネスパーソンが少なく、非常に求められています。
学歴とマネジメント力なら、後者をとる企業が大多数です。
でもやっぱりある中途採用で「高学歴・大卒以上」の学歴を求める業種
「転職に学歴は関係ない」と言いつつも、やはり一部の業界では「高学歴・大卒以上」が求められることもあります。
学歴を重視する傾向にある業種は以下で紹介する「総合商社」「金融関連業」「教育関連」の3つです。
総合商社
総合商社はたくさんの新卒社員を採用するため、そもそも中途採用の機会が多くありません。
一度中途の求人が出ると、新卒でダメだったものの再チャレンジしたい人や高年収に憧れる人たちの応募が殺到します。
応募者の大半が総合商社未経験のため、職歴だけでなく学歴もスクリーニングの1つとして使われていることが考えられます。
また総合商社の仕事は課題解決能力や論理的思考力が求められるダイナミックなプロジェクトが多いので、学歴によってそれらの能力の有無をある程度判別しているとも言えるでしょう。
金融関連業
金融の中でも投資銀行や金融アナリストなどは高い思考力が求められます。
実際に新卒採用でも高学歴と呼ばれる学生がそれらの仕事に就いています。
そのため、中途採用でも募集要綱に「大卒以上」の記載があることがほとんどです。
そもそも投資銀行だと未経験からの転職は非常に難易度が高く、結局新卒で銀行業務を経験している高学歴の人しか転職できないこともあります。
教育関連
教育関連事業では学歴が名刺代わりになると言えるでしょう。
本人の学歴がよいほど商材やサービスに説得力が出るため、学歴が採用可否に大きく関わります。
難関大学出身だと箔がつきやすい業界です。学習塾や教科書・参考書の出版社、英会話スクールなどとなると学歴によって選考に有利・不利が出てくることが考えられます。
しかし教育業界の中でも幼稚園教師や保育士、小学校教師など免許が必要な職種であれば学歴はあまり問われません。
高卒からOK!転職市場で学歴不問の求人が多い業種
転職市場で学歴不問の求人が多い業種を以下で紹介します。
短大卒・専門学校卒はもちろん、高卒でも応募可能なことが多い業種です。
やりたい職種があれば、学歴を気にせず思い切って選考を受けてみることをおすすめします。
ハジメ
サービス業
サービス業は顧客にサービスを提供する仕事で、接客業とも言えます。
飲食店や美容師、介護士やウエディングプランナーなどもサービス業です。
顧客のニーズを満たすために情報やもの、サービスを提供します。
サービス業で接客は欠かせないため、学歴よりもコミュニケーション能力や対人能力が重視されます。
学歴によって選考が不利になることが少なく、これまでの経験や実績、面接での受け答えの方が大切です。
IT・Web関連
IT・Web関連は成長産業の筆頭です。業界の成長に人員の数が追いついておらず、人手不足の企業が少なくありません。
人員確保のため、学歴よりも本人のモチベーションに注目されます。
未経験からIT業界では応募可能なことが多いものの、IT・Web関連の仕事では日々勉強することが山積みです。
モチベーションがあって成長意欲が強く、採用担当者にポテンシャルがあると感じさせることができれば、高卒であっても転職することができます。
クリエイティブ関連
広告クリエイターやWeb・グラフィックデザイナー、ゲームプランナーなどクリエティブ関連の仕事でも学歴はあまり関係ありません。
見られるのはスキルと実績、本人の持つセンスです。
センスやポテンシャルがあれば未経験でも活躍することができ、高卒からプロのクリエイターとして名が売れている人も多々います。
大手広告代理店となると学歴を重点的に見られることもあるので一概には言えませんが、その他の各種制作プロダクション系企業や技術職では学歴を気にすることなく応募することができます。
補足:ベンチャー企業は学歴不問で採用が多い
ベンチャー企業では人員が不足がちなことに加え、働き方にタフさを求めらるため学歴不問での採用が多い傾向にあります。
売上が少ない厳しい状況でも一緒に頑張ってくれるだけのモチベーションや体力など、ポテンシャルの部分を重視されることが多いので、学歴はあまり重要ではありません。
応募条件に学歴が足りなくても中途採用されるコツ
求人の中には「大卒以上」と応募する際に学歴を求められることがあります。
学歴のせいで書類選考が不通過になることもある一方で、学歴が足りなくても転職できることもあります。
続いては応募条件に学歴が足りなくても中途で採用されるためのコツを紹介します。
学歴が「高卒」で転職するなら資格や職歴でアピールを
最終学歴が高卒の場合、転職面接では職歴のアピールが大切です。
専門の資格を持っていると、さらに強みになります。
また「大卒以上」と記載がある求人でも専門に特化した職歴があれば、面接に進むことができる場合もあります。
最終学歴に自信がなければ、職歴で勝負できるよう実績を積んでおきましょう。
学歴が無名Fランク大卒…実績があるなら挑戦してみるのも◎
最終学歴が大卒でも無名Fランク大学の場合、書類選考に通過できるかどうか不安に感じるかもしれません。
中途採用の場合、採用担当者は学歴以外の部分をしっかり見ています。
履歴書・職務経歴書で伝えられることができる実績があるなら気にせず志望求人に応募しましょう。
輝かしい実績があれば学歴だけを理由に落とされることはないはずです。
同じ業界のベンチャー企業や中小企業で実績を積んで転職しよう
「業界トップの大手企業に転職したいけど学歴に自信がなく、かつ実績や経験もない」そんな場合には同業界の一度ベンチャー企業や中小企業への転職をはさむことをおすすめします。
ベンチャー企業や中小企業は人手不足かつ応募者が多くないため、学歴不問で募集されることがよくあります。
一度ベンチャー企業・中小企業に転職して実績を積み、志望企業に挑戦できるだけの職歴を獲得しましょう。
面接力・コミュニケーション力を高める
転職では面接での印象が重要です。
ポテンシャルや人物像を重視する企業であれば、コミュニケーション力は学歴や職歴よりも評価に直結する要素となるので、面接の場でアピールしましょう。
とくに役員以上のレベルの面接で高いコミュニケーション力を見せることができると、内定が出る可能性がぐっと高まります。
相手の考えを読み取り、的確に質問に答えられるよう普段からコミュニケーション力を磨いておきましょう。
学歴に不安があるなら「転職エージェント」を利用しよう
学歴に自信ある無しに問わず今の転職では「転職エージェント」の利用が重要です。
転職エージェントを利用することで学歴が必要な求人でも担当者が口添えしてくれたりすることで書類選考に通過できることもあります。
また求職者の人柄に応じて学歴不問の優良企業の案件を紹介してくれることもあります。
転職エージェントを利用することで学歴に足を引っ張られることなく転職活動を行うことができますのでぜひ利用してみてください。
今は転職エージェントもキャリア・年齢のよって変わってきます。コチラの記事で詳細に紹介しています。
学歴に自信がない人が転職エージェントを利用するメリット
学歴に自信がない人にこそ転職エージェントを利用してもらいたいと前述しましたが、転職エージェントを利用するメリットは何なのでしょうか。
以下で転職エージェントを利用する代表的なメリットを3つ紹介します。
企業と求職者のミスマッチが起こりにくい
転職エージェントを利用すると企業と求職者のミスマッチが起こりにくいので、時間を無駄にすることなく転職活動を進められます。
転職エージェントの担当者があらかじめ企業の採用担当者から詳しくヒアリングをしているため、求めている人材を的確に把握しています。
その上で学歴はあまり関係ないと裏が取れている求人のみを紹介してくれるため、面接までスムーズに進むことができます。
推薦状を書いてもらえば「不利な学歴」でも書類審査が通りやすい!
「転職エージェントが口添えしてくれる」と前述しましたが、書類を企業に提出する際に推薦状を書いてくれる転職エージェントもあります。
たとえ学歴が不利であっても、推薦状があれば書類審査の通過率が格段に上がります。
自分でアピールするよりも第三者からの口添えの方がより効果的なこともあるように、転職エージェントの推薦状は強力な後押しとなるでしょう。
書類チェックや面接練習などのアドバイスも受けられる
転職エージェントに登録すると、お願いすれば志望企業に書類を提出する前に内容を添削してくれます。
また模擬面接をしてくれたり、過去に面接で聞かれた質問や採用担当者が重視しているポイントについて教えてくれたりすることもあります。
転職エージェントは無料で登録できるところが大多数です。転職のプロのノウハウや知見を無料で活用できるのは大きなメリットでしょう。
リカさん
今は転職エージェントもキャリア・年齢のよって変わってきます。コチラの記事で詳細に紹介しています。
転職に「学歴」よりも重要なことがあるので自信を持って転職活動をしましょう
以上、転職における「学歴」についてご紹介してきました。
中途での転職では、学歴よりも「実績・スキル」「高いコミュニケーション能力」「モチベーション」「ヒューマンスキル」「マネジメント力」が重視されます。
一部中途でも学歴を問われる業種もありますが、職歴をアピールすることで学歴のハードルを飛び越えることができることもあります。
転職では学歴よりも重要視されるポイントが多いので「学歴がないから」と諦めずがんばりましょう。