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やりがいのある仕事・やりたい仕事いろいろありますが、労働環境に関して言うと「ホワイト企業」へ転職しなければなりません。
いくらやりたい仕事だからといって週100時間以上働く会社だったりパワハラ・セクハラが横行しているような会社に入社してはいけません。
しかしホワイト企業に転職と言っても「事前にホワイト企業だってわかれば苦労しないよ」「入社するまでわからないよ」と考えている方もいらっしゃいますが、実は事前にある程度ホワイト企業かブラック企業かを見抜く方法があるんです。
- 会社が公開している情報
- 転職サイトの口コミ情報
- 面接時の対応
ハジメ
この3つをしっかり抑えることでホワイト企業かどうかを見分けることができるんです。
今回、ホワイト企業への転職を成功させるべくホワイト企業を見分ける方法をご紹介いたします。
ホワイト企業とは「労働環境がよく離職率も低い」企業
ホワイト企業とは、「労働環境が良好で、経営状況も優良な企業」のことです。
- 月残業時間が一桁〜10時間代
- 福利厚生が充実している
- 有給消化率が高い
- 納得のできる評価制度
- 離職率が低く新卒が定着しやすい
- パワハラ・セクハラ対策をしている
- 将来性がある
- 経営状況が良い
といった特徴が挙げられます。
これらの特徴に当てはまるのであれば、大企業でなくともホワイト企業だと言えるでしょう。
リカさん
ホワイト企業は福利厚生が充実している
福利厚生として家賃補助・交通費補助だけでなく、宿泊施設や娯楽施設を割引価格で使うことができる権利、リフレッシュ休暇などを設けている企業も。
法律を守り勤務時間内でしっかりと仕事をして休む時は休む。効率よく利益を生み出して誠実に経営しているのがホワイト企業です。
ホワイト企業は勤務体制がしっかりと管理されており、社員の権利を尊重してくれます。
そのためストレスを抱え続けて働いている人が少なく、社内の人間関係はほとんどの場合良好です。
パワハラ・モラハラなどの通報体制がある
さらにホワイト企業は、パワハラやモラハラ、セクハラ問題に対応するべく社内の通報システム、相談窓口を整備しています。
ハジメ
会社経営に将来性がある・経営状況が良好
ホワイト企業の特徴は、労働環境のよさだけではありません。企業のサービスや製品の需要が高く、将来性があることも挙げられます。
もちろん財務状況がよく、この先安心して長く働ける企業かどうかもポイントです。
ホワイト企業で働くと「働いた分自分に返ってくる」という実感を持つことができ、仕事が苦痛になりません。
毎朝会社に行くのが嫌でたまらない、会社に行きたくない、今の会社では将来が見えない、何のために働いているのかわからない…もしそんな悩みを抱えているのなら、それはブラック企業で勤務しているからかもしれません。
自分が潰されてしまう前に、早々にホワイト企業に転職しましょう。
ハジメ
リカさん
会社に行きたくないと思ったときに試してみる7つの方法をご紹介しています。
参考「会社行きたくない」なら今すぐ辞めよう!その前に試してみるべき7つの方法はコレ!
ホワイト企業に転職!公開している情報から見抜く方法
「ホワイト企業に転職したい!」そう思っても一体どうやって探せばよいのでしょうか?
厚生労働省は2015年6月から、一定の水準をクリアした優良企業を認定する「ホワイトマーク認定」制度を導入しています。
そのほか、東洋経済が発表している「ホワイト企業トップ500」や、ホワイト企業大賞企画委員会が主催する「ホワイト企業大賞」に選ばれている企業も要注目です。
こういった情報でホワイト企業を選ぶ方法も手ですが、まだまだごく一部の企業しか紹介されていません。
それ以外にもある程度自分で企業の良し悪しを確認できる方法があります。
これからご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
会社が公開している情報でホワイト企業か見分ける方法
ホワイト企業であれば募集要項以外にもさまざまな会社の情報を積極的に公開しています。
ハジメ
反対に情報公開が少ない会社は疑ったほうがいいぞ
それでは会社が公開している情報からホワイト企業を見抜く方法をひとつずつご紹介します。
「四季報をチェック」ホワイト企業は3年離職率数%・勤続平均15年以上
ホワイト企業を見抜く上で役に立つのが「四季報」です。
四季報には3年離職率、平均勤続年数が載っています。しかし大企業や比較的有名な企業が掲載されているので、中小企業の情報は得られないこともあります。
ホワイト企業を見分けるポイントは、 「3年離職率が数%、平均勤続年数が15年以上」であるかどうか。
上場企業の、それも大企業になると平均勤続年数が23年というところもごく一部存在します。
平均勤続年数が長い、離職率が低い企業はそれだけ社員の定着率がよいということです。
一般的な企業だと平均勤続年数は10〜15年。10年未満の企業には注意しましょう。
リクルートのように社員の独立を会社が推奨している場合や設立間もないベンチャー企業の場合、平均勤続年数が5年ということもありますが、ほとんどの場合「社員が定着しづらい環境」である証拠です。
またブラック企業は四季報を「N/A」(No Answer)で逃げ切ろうとすることが多いので、回答を伏せている場合はインターネットで徹底的に実態を追求しましょう!
募集要項の福利厚生や基本給をチェックする
実際に募集要項を見てみると、ホワイト企業は手当がかなり充実していることがわかります。
ブラック企業も、募集要項で少しでも体裁よく見せようとしてくるため、細かい点をしっかりとチェックするようにしましょう。ホワイト企業の募集要項には、
- 年間休日130日以上、「完全週休二日制」
- 有給休暇日数・取得実績の記載
- 各種手当(勤務地手当、資格取得手当、出張手当など)の記載
- 基本給の明確な記載
- 交通費「全額」支給の記載
上記の点が含まれています。
ホワイト企業は金銭面をごまかしません。大体の企業は額面で給与を記載しますが、ホワイト企業は「基本給」を隠しません。
1円単位ではっきりと記載されています。前年度のボーナス実績や給与、学歴ごとの給与額まで細かく書かれている場合はさらにホワイト企業の可能性が高くなります。
逆にブラック企業の場合は、基本給をできるだけ下げる傾向にあります。残業代や賞与などの算出は基本給をベースに行うため、基本給を抑えてなるべく会社側のメリットを大きくしようしているのです。
企業の決算書で成長性・収益性・安全性をチェック
決算書を見れば、その企業の成長性、収益性、安全性、を読み解くことができます。ホワイト企業は自社ホームページを中心に、インターネット上で業績を公開しています。
- 「当期の売上高÷前期の売上高×100」で、売り上げの伸び率(売上成長率)をチェックしてみましょう。最も高い水準は伸び率6~20%ですが、0~5%でも安全圏内です。伸び率がマイナスの企業は言わずもがな危険水準。
- 反対に、伸び率が高すぎる(20%以上)の場合も注意してください。あまりにも急激に収益が伸びていると社内の体制が追いつかず、サービスの質が下がって顧客離れを引き起こすリスクがあるためです。また、ブームに乗って一時的に収益を出しているだけの可能性もあります。
- 収益性は、売上高に対する営業利益(本業で得た利益)や経営利益(事業全体から得た利益)の割合などで判断します。「営業利益÷売上高×100」で営業利益率を、「経営利益÷売上高×100」で経営利益率を計算しましょう。
- 営業利益率の目安は11~20%が最もよく、10%程度が標準レベルです。こちらも売上伸び率の場合と同じく、マイナス(赤字経営)だけでなく20%以上など高すぎる企業にも注意してください。
- 安全性は短期的・長期的なものを含めいくつか種類がありますが、中でも「自己資本比率」はどれだけ経営が安定していて倒産しにくいか、を示す数値です。「自己資本÷総資本×100」で計算してみてください。この数値が70%以上なら超ホワイト企業、40%以上も優良企業です。40%以上の企業が理想的ですね。
- また中期経営計画(設定した経営ビジョンを達成するために、3~5年以内にやるべきことの計画)も確認してください。企業のビジョンや、どれくらいの規模で展開する予定なのかがわかります。
大企業だけにこだわらず、中小企業にもホワイト企業がないかチェックしてみましょう。
ハジメ
リカさん
ホワイト企業へ転職!「転職口コミサイト」からホワイト企業を見抜く
募集要項や四季報を見て怪しさを感じたら、インターネットで検索してみてください。
まず完全なブラック企業だと、社名を検索窓に入れた時点で予測変換に「ブラック」と出てきます。
ブラック企業に勤めたものの無事に退職した人たちはとても大きな不満を抱えています。
ブラック企業のせいで健康を害した、貴重な時間を失ってしまった…など、その気持ちの発散先となるのがインターネットです。
社名を公開してその実態を記載したブログが見つかることも。ブラック企業で働いたことのある人は、「次の犠牲者を出さないよう」という強い気持ちから情報を発信してくれています。
まずはOpenWorkや転職会議などの転職口コミサイトで気になっている企業名を検索してみましょう。
参考:openworkのTOPページ
転職口コミサイト
信頼できる転職口コミサイトは4つあります。転職前に企業の口コミをチェックしましょう。
参考【転職口コミサイト比較】実際に利用して信用できる4サイトはコレ!
OpenWorkや転職会議は登録が必須で、かつ口コミの投稿に文字数制限があります。
そのため「自分の経験を伝えたい」と真剣に考えている人しか投稿しないので、ある程度信頼できる情報源だと考えられるでしょう。
また、OpenWorkや転職会議も、ある程度従業員数が多い企業や比較的有名な企業の口コミがメインで掲載されています。
中小企業の場合やインターネットで明確な情報が出てこない場合の「ブラック企業の見抜き方」を紹介しているので、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
ブラック企業の見抜き方
ブラック企業の見抜き方をまとめた記事です。転職活動前は必見です。
参考ブラック企業を見抜け!事前のリサーチと面接でブラック企業を見抜くポイント
次にホワイト企業かどうかを見抜く転職する方法として「面接」で見抜く方法があります。
ホワイト企業へ転職!面接の対応からホワイト企業を見抜く
これまで紹介してきた会社が公開している情報やネットの口コミでホワイト企業かブラック企業かをある程度見抜くことができます。
そして最後に一番確実なのは実際に面接時に見抜く方法です。
直接社内の人間である面接官と話しますし、面接で訪問した際に社内を見ることができます。
面接時に見抜く方法をご紹介致します。
面接官の対応は対等か
ホワイト企業は人をとても大切にします。
当然面接に来た人もこれから一緒に働く可能性もありますし、もしかしたら顧客になるかもしれません。どこでつながるかわからない相手。
人を大切にしている企業は、面接のときも丁寧に接してくれます。
面接に来た人に対して上から目線だったり威圧的だったり「雇ってもいいよ」的なオーラが出ている会社はホワイト企業とは言えません。
離職率や勤続年数といった数字をごまかさず答えてくれる
ブラック企業だと離職率や勤続年数が極めて悪いです。
ハジメ
この情報をごまかさず、正直に答えてくれる会社ではないとホワイト企業とは言えません。
もちろん、合わないで辞める人もいるでしょう。立ち上げ5年以下のベンチャー企業だと勤続年数は短くなります。それもで正直に答えてくれる会社が信頼できる会社です。
社内の雰囲気や他の社員からチェックする
面接時には社内の雰囲気や他の社員の様子をチェックしましょう。
ホワイト企業であれば社内はキレイで設備もそろっています。社員一人ひとりのスペースも広く、休憩スペースも充実しています。
そして社員もキラキラ輝いてます。仕事のやる気に満ち溢れ充実した雰囲気です。給料水準も高いので、服装や持ち物も良いものが目立ちます。
たいしてブラック企業だと、社内は散らかり社員1人のスペースは狭く、休憩室もゴミの置いてある状態。また社員にも生気が感じられず疲れ果ててます。
服装も安物のスーツ、すり減った革靴と見た目で社員が疲弊しきっているのがわかります。
どんなに面接でいいこと言っていても社員が疲れ果ててる会社はホワイト企業ではありません。
ハジメ
ホワイト企業へ転職!狭き門である面接を突破する方法
いくらホワイト企業の見抜き方をマスターしても転職するためには面接を突破しなければなりません。
ホワイト企業は就活生からも人気が高く入社希望者も多くいます。なにより離職率が低いので人が辞めないので変わりの補充、という募集が少ないのです。
ホワイト企業への転職は競争率が高いのです。
ここでは、ホワイト企業が面接で重要視していることをお伝えします。2つのポイントを頭に入れて、面接前にしっかりと準備しておきましょう。
ハジメ
リカさん
社風や他のメンバーと合う人を慎重に選定している
ホワイト企業は入社希望者の見極めをかなり慎重に行います。一度入社させてしまうと簡単に辞めさせることができず、適切でない人を雇ってしまったとしても高い給与や手当を支給する必要があるからです。「自社に合わない人を入社させない」ことを最も重要視していると言っても過言ではありません。
そのため、3〜4回に渡る面接を行い、さまざまなポジションの人が面接に参加するところがホワイト企業の特徴です。それだけ「しっかりと人選をしたい」という考えが背景にあります。
一番大事にしているのは社風に合うか、他のメンバーと合うかという点です。
ホワイト企業は一緒に働くメンバーをとても大事にしています。能力が高くても他人に対して攻撃的な人や、他のメンバーと協力ができそうにない人は採用しないことが多いです。そういう人が入社することで人間関係が悪化し、ブラック企業に近づいてしまうのを避けるためです。
大事なことは社風に合うか、他のメンバーと合うかになりますので、このポイントを抑える必要があります。
ハジメ
「どれだけ情報収集してきたか」を見極める質問をする
ホワイト企業は高い利益を上げ、そのぶん社員に還元しています。
社員の帰属意識が高く、「やる気のある人を仲間に迎え入れたい」という意識のもと面接をしています。そのため面接の中で「この人はどれだけ自社のことを知っているのか」「どれだけ正確に自社のことを把握しているのか」を測るような質問をしてくる傾向があります。
このような質問に答えられるようにするには、情報収集の量や精度がかなり大切です。会社について何を聞かれても自分の考えを言えるようにしておきましょう。また会社の特徴を含めた回答を用意しておくことも効果的です。
ブラック企業からホワイト企業に転職するには転職エージェントの力が必須
もし今ブラック企業にいる場合、転職する際一番注意しなければならいのは「間違って同じようなブラック企業に転職しない」ことです。
ブラック企業への風当たりが強くなってきた昨今では、ブラック企業もうまく身を潜めています。
事前リサーチでホワイト企業を探して転職活動するのはもちろんのこと、人の力を借りることも大切です。
そこで大切なのが信頼できる転職エージェントを選ぶことです。
転職エージェントは企業の採用担当者と密接に繋がっているため、労働環境や離職率など企業の内部をよく知っています。
ブラック企業を避けたい旨を伝えておくと、それらの情報を活かして慎重に企業を選定してくれます。
この転職エージェントは合わない、と感じた場合は率直に「担当者を変えてほしい」と言うか、別のサービスを使うことをおすすめします。
ホワイト企業への転職を全力でサポートしてくれるエージェントは、効率的な転職活動のために必要不可欠です。
ハジメ
リカさん
転職エージェントおすすめ13社を詳細にご紹介。コチラの記事も参考してください。
参考転職エージェントおすすめ13社!キャリア別に実際に利用した転職成功者が詳細に紹介
ホワイト企業へ転職 まとめ
ホワイト企業へ転職するために見分ける方法と、面接突破のポイントについてご紹介してきました。
転職業界では「売り手市場」の状況が続いており、数多くの求人が出ています。
その中からホワイト企業を探すことは簡単ではありませんが、きちんとリサーチすれば不可能ではありません。
まずは今回ご紹介した見分け方を頭に入れて、ホワイト企業を見極めてくださいね。
そのうえで転職エージェントをうまく活用し、面接のコツも抑えてホワイト企業への転職を成功させましょう。