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仕事は楽しいけど、職場の人間関係がつらい。
職場の人間関係をストレスに感じつつ、どうしようもできないという方は多くいます。
上司や先輩、同僚など、職場の人間関係は複雑です。なんとかできるなら一刻も早く改善したいですよね。
そこでこの記事では少しでも職場の人間関係によるストレスを感じないためのコツや、あなたができる改善方法、そして本当に行き詰ってしまったときに考える環境の変え方について、掘り下げて紹介します。
職場の人間関係はストレスになる?
職場の人間関係にストレスを感じている人は決して少なくありません。
会社は仕事のみを目的として集まった、年齢も背景もまったく異なる人たちの集団です。
お互いを理解できなくても仕方ないでしょう。
職場の人間関係に悩んでいるのはあなただけではありません。以下ではまず、職場の人間関係に悩む人たちの現状について整理しましょう。
なんと「女性の9割」が職場の人間関係に悩んでいる!
女性の正社員転職に特化した転職サイトenジャパンが運営する『エンウィメンズワーク』のアンケート結果によると、499名の回答者のうち約9割が「職場の人間関係に悩んだことがある」と回答しています。
女性に特化したアンケートではありますが、多くの人が職場の人間関係で悩んでいることがわかります。
職場の人間関係 最もストレスなのは「上司」
同じアンケートで、職場の人間関係で最もストレスに感じる相手としてトップに上がったのが「上司」でした。
2位「先輩」、3位「同僚」と続き、自分より立場が上である人と付き合う難しさが伺えます。
「上司と私の、仕事に対する常識が刷り合わず、日々言い合いになり神経をすり減らした」(23歳)、「自分の考えが絶対で、部下の話を聞こうとしない上司だった」(29歳)、「指示内容に一貫性がなく、気分屋の上司で、職場の空気がいつもピリピリしていた」(31歳)という声が挙がりました。
引用enジャパン『エンウィメンズワーク』ユーザーアンケートより
上司や先輩の中には指示に一貫性がなかったり、自分のやり方を押しつけるような人たちがいます。
そんな相手でも立場が上だと尊重しなければなりません。相手に気を遣って自分がストレスを溜め込んでしまい、辛くなってしまうのはよくあることです。
職場の人間関係 相手別のお悩みは
上司、先輩・後輩、同僚などさまざまな人間関係が入り組んでいるためトラブルが起こってしまうのも無理はありません。
職場の人間関係における上司・先輩・同僚・部下・女性・会社全体と相手別の悩みを以下で紹介します。
上司が原因「パワハラ・モラハラ・セクハラ」
上司は前述のように人間関係の悩みの原因になりやすい存在です。
パワハラやモラハラを無意識のうちに行う人もいます。異性の上司の場合、セクハラとしか捉えられないような言動を向けられることもあります。
しかし業務は上司の指示によって進み、またあなたを評価するのも上司です。
嫌なことがあっても仕事のことを考えると声をあげにくく、誰にも相談できない状況に陥りやすいと言えるでしょう。
ハジメ
先輩や同僚が原因「いじめや無視、孤立」
先輩や同僚が人間関係の悩みの原因である場合、派閥争いなどが関係することがよくあります。
グループを作って特定の誰かを全員で無視したり、孤立させたりするといったいじめを行う人が少なからずいます。いじめの延長で業務上でも足を引っ張る人さえもいます。
大事な報告をわざと伝えなかったり、書類を隠したりなど仕事での被害を受けるようになると、深刻な悩みになってしまいがちです。
部下が原因「言うことを聞かない」
部下が指示を聞かなかったり、ミスをしても反省しなかったりと言うことを聞かないことも職場の人間関係でよくある悩みです。
自分をできる人間だと過信している部下や、先輩をなめてかかるような部下を持つとストレスの原因になるでしょう。
部下のミスのせいで自分が頭を下げることになる事態になることもあるかもしれません。なぜ部下のために自分が、と行き場のない怒りが湧いてしまうのも仕方ありません。
女性特有の問題「恋愛やマウンティング」
女性の間で人間関係がこじれやすいのも事実です。
女性特有の恋愛にまつわるトラブルや、マウンティングによって息苦しくなることもよくあります。
また産休・育休などがきっかけで職場の力関係が変わり、そこから女性間でのいじめが発生することもあるようです。
女性特有の問題は解決が難しく、当事者のどちらかが転職するまでになってしまうことも少なくありません。
会社全体の問題「派閥やグループの争いによる人間関係の悪化」
会社全体の問題に巻き込まれてしまうこともあります。
大企業の場合部署間で距離があるのでお互いに干渉し合わないことが多いものの、中小企業だと距離が近い分派閥やグループの争いが過激になりやすいと言えます。
派閥に属してしまうと、敵対関係の派閥の人間全員と気まずくなってしまいます。
派閥争いには関わらないことが一番ですが、一度巻き込まれてしまうと長い戦いとなりがちです。
職場の人間関係でストレスを感じないためのコツ
職場の人間関係では多かれ少なかれ、誰でもストレスを感じてしまうものです。
しかし気の持ちようを変えることで感じるストレスを軽減することもできます。
以下では職場の人間関係でストレスを感じないためのコツを紹介します。
会社は仕事をする場所と割り切って!
会社は仕事をする場所と割り切って考えることで、気持ちが楽になります。
いろいろな背景の人が集まっているため、合わない人もいて当然です。
「お金のために仕事をしている」「生活のために働いている」とドライに考えると、人間関係のトラブルもそれほど気にならなくなります。
仕事さえ進めばそれでいい、と多くを求めない姿勢を目指してみてはいかがでしょうか。
がんばって好かれようとすると疲れる!
職場の人間全員とうまくやろうとする必要はありません。
がんばって好かれようとすると疲れてしまいます。必要以上に職場の人に気を遣わないようにしましょう。
自分らしく、マイペースでいることを認めてくれる人を大切にすれば十分です。
とくに合わない人から無理に好かれようと努力することはやめてしまいましょう。
一人でも仕事ができている自分を褒めよう!
職場の人間関係がうまくいかず、周りからの協力なしで仕事をするのは非常に難しいことです。
一人でも仕事ができている自分を褒めるようにしてください。誰にでもできることではありません。
同時に、万が一の転職に備え、どれだけの業務を一人でこなしているか、どんな方法をとっているのかを細かくメモに残しておくことをおすすめします。
自分にご褒美を定期的に与えることも大切です。がんばる自分のためにおいしいご飯を食べ、マッサージや温泉に行って休息を取るようにしてください。
苦手な人とは距離感を保って当たり障りなく
苦手な人はどんな職場にもいるものです。
苦手は人とは距離感を保って、当たり障りなく接しておきましょう。
自分から関わりに行く必要はありません。なるべく自分が嫌な思いをしないことを最優先するようにしてください。
会社以外に自分の居場所を作ろう
仕事が自分の人生の全てになってしまうと、職場の人間関係のせいで何もかもがうまくいっていないような気がしてしまいます。
仕事はあくまで、生活の一部でしかありません。会社以外に自分の居場所を作りましょう。
職場以外のコミュニティを持つことで、たとえ職場の人間関係が悪くとも、他に自分らしくいられる場所があればそこまで落ち込まなくなります。
また職場以外のコミュニティがあれば職場の愚痴も聞いてもらえ、ガス抜きになります。
職場の人間関係を改善したい!少しずつ挑戦したい対処法
職場の人間関係が悪化し、業務にまで支障が出ている場合には人間関係を放置しておくこともできません。
そんな時には、職場の人間関係の改善をはからなくてはなりません。
以下では職場の人間関係の改善のためにできる対処法を紹介します。どれも小さなことではありますが、少しずつ挑戦してみてください。
あなたの態度が人間関係を悪化させている可能性は?
まずは自分の態度を見直しを考えてみましょう。
自分の態度が人間関係を悪化させている可能性はありませんか。
あいさつをされても作業の手を止めない、敬語を正しく使っていない、イライラした時に八つ当たりする…といった態度は周りから嫌がられてしまいます。
周りの人の態度が冷たいと感じていても、そのきっかけを作ったのは自分だったということもよくあります。
自分に非はないか、自分が直すべき部分はないのかを探ってみてください。
ありがとうや挨拶は怠らないで自分から
お礼と挨拶は人間関係の基本です。
どんな時も自分から声をかけるようにしましょう。特に接しにくい人、苦手な人にこそ自分から挨拶をすべきです。
また、小さなことに対しても逐一「ありがとう」を言うようにしてください。
ものを取ってもらったり、書類を一緒に出してもらったりなど小さな頼みごとであっても、「してもらって当然」という態度は相手からの反感を買います。
たとえ部下が相手であってもお礼はその都度伝えるべきです。
非は認め素直に謝ろう
自分に間違いがあった場合には、非を認めて素直に謝るべきです。
会社では間違いを認めてしまうと責任を負わされたり、各方面に謝罪をしなければならなかったりとやっかいなことになってしまいがちです。
しかし、非を認めずに自分の正当性ばかり主張したり、他の人に責任をおしつけたりしてしまうといずれ孤立してしまいます。
そんなことが続けば、誰も仕事を手伝ってくれなくなるでしょう。
部下が相手であったとしても、自分が間違っていた場合には素直に謝ることがとても大切です。
笑顔で!もし難しくても口角を上げて話そう
「話しかけるなオーラ」を出してしまっていませんか?
「無愛想」「挨拶をしても返してくれない」「いつもイライラしている」などの印象がついてしまうと、周囲との溝が深まってしまいます。
なるべく人と話す時、挨拶をする時は笑顔を意識してください。
もし難しくても、口角をあげるだけで表情が柔らかくなります。
表情が柔らかくなれば、自然と他の人もあなたに話しかけやすくなり、少しずつ距離が縮まっていくでしょう。
仕事に集中!成果を出す
周りの人間関係が悪く、足を引っ張ってこようとする人がいる時こそ仕事に集中するようにしてください。
目に見える成果を出して圧倒的な評価を獲得すれば、自然と嫌がらせをしてくる人がいなくなるものです。
職場においては「仕事ができる」ことが最強のステータスです。
周りがうるさい時にこそ、人間関係を改善しようとするよりも仕事での成果を追求するようにしてみてください。
身近な人に相談 味方を作ろう
職場で嫌がらせをされている場合には、身近な人に相談してみてください。味方を作ることが大切です。
本当に信頼できる人のみに相談するようにしましょう。親身なふりをして告げ口をしたり、人間関係をかき乱そうとしたりする人も中にはいます。
そのような人に相談するとさらに人間関係がこじれ、職場にいられなくなる可能性さえ考えられます。
相談する相手は慎重に見極めることが必要不可欠です。
時には社外の友達に相談し、客観的なアドバイスをもらう方がよいこともあります。
補足:公的機関の相談窓口も利用して!
相談する相手が見つからない時には公的機関の相談窓口も利用してみるのもありです。
厚生労働省が各都道府県に「総合労働相談コーナー」を設置しています。
労働に関するあらゆる悩みに対して無料で相談することができます。
場合によっては無料法律相談の「法テラス」、地方公共団体などの相談窓口につないでもらえます。
また、以下の場所でも職場に関する相談ができます。
悩みすぎて辛くなる前に、公的機関への相談も視野に入れておいてください。
職場の人間関係が悪くても絶対にやってはいけないこと
職場の人間関係が悪いと、仕事自体どうでもよくなって自暴自棄になってしまうこともあります。
しかしだからと言って誤った態度をとってしまうと人間関係の修復が不可能なレベルにまで発展することも考えられます。
以下では、職場の人間関係が悪くとも絶対にやってはいけないことについて説明します。
もしあなたが下記にあてはまる態度をとっているなら、今すぐにでも改めるようにしてください。
嫌いな相手でも無視はしない
顔を見たくないほど、声を聞きたくないほど嫌いな相手であっても無視をしてはいけません。
話しかけられているのに答えない、特定の人にだけ挨拶をしないなどの態度は好ましくありません。
相手の気分を害するだけでなく、周囲の反感も買うことになります。いざという時に味方についてくれる人がいなくなってしまうかもしれません。
たとえ嫌いな相手に対してでも、最低限のコミュニケーションはきちんと取るようにしましょう。
がんばって好かれようとすると疲れる!
前述したように職場の人全員からがんばって好かれようとすることはやめてしまいましょう。
好かれずとも、適度な距離感を保ってあたりさわりない人間関係でも仕事をすることは可能です。
人間関係においては無理をしないでください。
合わない人や自分のことをよく思わない人がいるのも当然だと割り切ってしまう方が楽になります。
苦手な相手と1対1で話し合わない!
職場にいる苦手な相手とは、1対1で話し合わず、誰かを間に挟むようにしてみましょう。
同じプロジェクトをするなら他のメンバーも誘い、極力2人きりの会話を避けるべきです。
誰かを挟むと、苦手な相手とのコミュニケーションの緩衝材になってくれるでしょう。
感情的に話さない、メールを送らない
苦手な相手や嫌いな人と対峙する時ほど冷静になることを心がけてください。
感情的な態度を取ってはいけません。感情的な口調で話してしまうと周りにも聞こえてしまい、あなた自身に悪い印象がついてしまう可能性があります。
またメールにも十分注意してください。
メールはいつまでも残るので、一度でも乱暴な口調で本文を送ってしまうと後々エビデンスとして利用されることも考えられます。
苦手な相手にメールを送るなら、いつも以上に丁寧な口調を心がけてください。
相手の悪口や誹謗中傷を周囲に話さない
苦手な相手との仕事はストレスが溜まるものです。
しかし相手の悪口や誹謗中傷を周囲に話すことは絶対にしてはいけません。
あなたはすっきりするかもしれませんが、愚痴を聞かされていい気持ちになる人はいません。
愚痴をこぼすことであなたにネガティブなイメージがついたり、告げ口をされたりしてトラブルに進展してしまう事態も起こりえます。
どうしても愚痴をこぼしたい時にはできる限り職場と関係ない人に聞いてもらうことをおすすめします。
どうしても職場の人間関係を改善するのは難しいと感じた時は
どうやっても職場の人間関係を改善するのは不可能…全ての対処法を試した後、そう感じてしまうこともあるでしょう。
そうなると、選択肢に上がるのは転職です。
転職をすることは決して悪いことではありませんが、転職先でも同様に人間関係はついてくるものです。
以下では人間関係が原因で転職する時に心得ておきたいことについて説明します。
人間関係が原因で仕事を辞める人は多い!
実は、人間関係を理由に仕事を辞める人は決して少なくありません。それほど人間関係に深刻に悩む人が多いということです。
マイナビ転職が20~35歳を対象に実施したアンケートでは、転職理由トップに「給料の低さ」、2位に「人間関係」があがったとのことです。
特に若手の社会人ではパワハラやセクハラなどにうまく対処できないこともあります。
人間関係のせいで転職をする人が多いことも無理はありません。
ハジメ
新しい会社にも人間関係があることを忘れないで!
人間関係を理由に転職することは悪いことではありません。
しかし、新しい会社にも人間関係があることは覚えておきましょう。
職場環境を変えることで全てが解決するわけではありません。
新しい職場にも気難しい人や接しにくい人がいるかもしれず、うまく対処できないと転職を繰り返すことになってしまいます。
本当に転職が必要なのか、転職で悩みが解決するのか、また自分が改めるべきところはないのかをじっくりと考えてから判断してください。
それでも転職したいときは
ご紹介してきた通り人間関係は、その職場特有の場合もあります。
今の職場での人間関係が限界ならそのまま長期間辛い思いを続けず退職&転職も検討しましょう。
転職活動は必ず仕事を続けながら行いましょう。
その場合、転職エージェントの利用は必須です。
転職エージェントもキャリア・職種によってさまざまあります。
転職エージェントは利用無料ですので自分にあった転職エージェントを探して相談してみましょう。
ハジメ
職場の人間関係の対処法 まとめ
職場の人間関係で悩む人は決して少なくありません。
人間関係が悪いと仕事自体が嫌になってしまいますが、ある程度割り切って苦手な人ともうまく付き合っていくことが大切です。
もしくは、周りを黙らせたいなら仕事で圧倒的な成果を出す必要があるでしょう。
また自分にも非がなにか、職場で不適切な態度をとっていないかも振り返ってみてください。
努力しても人間関係の改善が見込めない場合には思い切って転職をすることもアリです。
しかし新しい職場で同じ状況にならないよう、慎重な判断をするようにしてください。