35歳からの転職はこれまでの「経験」「強み」を活かし第一希望へ転職しよう

以前は「転職限界年齢は35歳」などと言われていたことがありました。
しかし有効求人倍率が急上昇している2019年現在、新卒採用だけでなく転職においても売り手市場の追い風を受け、若手だけではなくミドル世代の転職が増えています。

ビジネス経験豊富な35歳以上は伸び盛りの企業にとって喉から手がでるほど欲しい人材なのです。

とくにマネジメント経験や大規模プロジェクトの経験をもった人材は貴重です。

これは大手転職エージェントの調査結果を見てもその傾向は明らかです。

とはいえスキルも年収も高くなっている35歳以上を採用することに慎重になっている企業が多いのも事実です。

そこで今回、35歳を超えて転職活動をする方へ、転職を成功させるため大事なポイントについて取り上げます。

35歳からの転職はこれまでの「経験」「強み」を活かし年収アップ・キャリアアップを目指す最高レベルの転職ができる年齢です。

ぜひ転職を成功させましょう。

35歳で転職する前に考えること

前提として35歳から転職する際に考えなければならないことがあります。

求人件数が増えてきているとはいえ、35歳からの転職となると求められるレベルが上っています。

安易に「いまよりいい会社に転職できるだろう」という軽いノリで転職活動してもうまくいきません。

まずこの2つに該当するなら今一度考えなおす必要がありそうです。

これまでのキャリアにまったく自信がない

35歳ですがこれまでのキャリア・実績・経験に自信がないなら転職は考え直したほうがよさそうです。

35歳からの転職活動で成功させるためにはこれまでのキャリア・実績・経験が問われます。

キャリアに自信がないまま転職活動したら、今より格下の企業で待遇ダウンになってしまう可能性も。

もしそれでも転職したいのであれば、これまでのキャリアをしっかりと見直し自信が持てるポイントを整理しましょう。

今の会社に不満がない

もう一つが「今の会社に不満がない」場合です。

35歳からの転職で失敗してしまうと、その後の人生リカバリーが難しなくなります。条件を戻して再転職ができる可能性が低いのです。

であれば、無理して転職せずに今の会社で上位のポジションを目指す、というのも一つの選択肢として考えるべきです。

35歳の転職を成功させる方法

これまでの「経験」「実績」「強み」を最大限アピールできるようしっかり準備

35歳からの転職は、ポテンシャル重視の20代の転職とは難易度がまったくことなります。

まず転職活動をするまえに社会人としての約15年間の経験を書き出してみましょう。

ずっと同業種であれば、当然、その業界の知識が強みになります。

いくつかの業種を経験していても、職種が同じであればアピールポイントになります。

過去の転職や異動で業種も職種も変わっている場合は、それぞれで身に着けた強みを探しましょう。よく考えてみると、共通点があるはずです。

たとえば専門職から事務職に変わっている場合は、「間違いの許されない、細かい作業が得意」などです。

自分の強みを認識して、応募の際にアピールできるようにしておきましょう。

35歳からの転職はマネジメント経験はが重要なアピールポイント

35歳からの転職となると、マネジメント経験を求められる場合が多くなります。

管理職にあり、部下を統率した経験のある人は、それを35歳からの転職では大事なアピールできます。

管理職の経験がない人でも、自分がリーダーとなって人や意見を取りまとめる業務にあたったことがあれば、整理しておきましょう。

例えばこのような経験です。

管理職の肩書きがなくても、リーダーや中心メンバーとしての業務経験は意外にあるものです。

そうした経験を、ぜひ転職活動の際に伝えましょう。

転職サイトと転職エージェントをうまく活用する

35歳からの転職では転職サイト・転職エージェントの活用は必須です。

とくに業種・ポジション・できること・やりたいことが限定されてくる35歳では専門の転職を利用したほうがいいでしょう。

参考：転職サイトと転職エージェントの違い

転職サイトは、基本的に、公開されている求人情報が掲載されているサイトです。企業からのスカウトは、サイト経由ではありますが自分で直接、企業の担当者とやり取りすることになります。

転職エージェントとは、非公開の求人案件があり、専門のキャリアアドバイザー（呼び方は会社によります）が間に入って、転職のサポートをしてくれる会社のことです。

35歳以上の転職活動では、少しでも有利になるように、両方をうまく使って進めましょう。

35歳からの転職で覚悟しないといけないこと

35歳からの転職ではさらなるステップアップ・キャリアアップを目指せるとともに、覚悟しなければならないこともあります。

35歳からは何度も転職できないので自分の希望をしっかりと持つ

35歳以上の転職となると、以前よりは転職の機会が増えてきているとはいえ、甘くないのは事実です。

なかなか内定が出ずに、焦りを感じることもあるかもしれません。

そんなときに、本来希望していない条件の会社に決めてしまって、後悔することのないよう、転職に求めていることをまとめておきましょう。

など、内定が出た場合は、自分の求める条件に合致しているか、よく確認してから入社しましょう。

また転職に求めていることが、今の会社では本当に実現できないのか、一度考えてみることをおすすめします。

今の会社についてもじっくり考えたうえで、やはり転職を希望するということであれば、活動を始めましょう。

35歳からの転職には家族の理解と協力も重要

転職しようとする人が一家の大黒柱であった場合、家族が不安がる可能性があります。

転職に対する自分の気持ちや条件を丁寧に伝え、家族に納得してもらってから活動を始めましょう。

転職後のギャップを覚悟する

どんなに条件を確認しても、入社すると、「えっ」と驚くようなことや、「こんなはずじゃなかった…」と思うようなことが出てくる可能性が非常に高いです。

年齢が上がってくると、新しい環境に慣れるのに時間がかかるようになります。慣れるまでは何らかのギャップや戸惑いを感じることを覚悟しておいてください。

35歳からの転職　まとめ

これまでは35歳転職限界説がありましたが、有効求人倍率が上がっている今では35歳以上の転職市場も活気づいてきています。

とはいえ、20代などに比べると求められるレベルも上がっていますから、これまでのキャリアを整理し、自分の強みと転職に求める条件を理解したうえで、焦らずじっくり活動しましょう。そして、納得のいく転職先を見つけてください。

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35歳以上の転職活動におすすめの転職サイトは次の5つです。

リクナビNEXT

リクルートが運営する、最大手の転職サイトです。求人案件が多いため、35歳以上の求人情報も少なからずあります。特集が組まれていることもありますので、探してみましょう。

公式サイト：https://next.rikunabi.com/

doda

こちらも大手の転職サイトです。転職サイトと転職エージェントが一緒になったサイトですので、一度に両方に登録できて便利です。

公式サイト：https://doda.jp/

enミドルの転職

ミドル世代の求人情報に特化したサイトです。求人件数は6万件以上と、充実しています。

公式サイト：https://mid-tenshoku.com/

マイナビミドルシニア

こちらもミドル・シニア世代に特化したサイトです。会員登録すると、応募の前に自分が採用対象かどうかを企業に確認する機能が利用できます。

公式サイト：https://mynavi-ms.jp/

FROM40

40代以上の求人案件を掲載しているサイトです。地域は関西以北になります。

公式サイト：https://www.from-40.jp/

35歳以上向けおすすめの転職エージェント

35歳以上の転職活動におすすめの転職エージェントは次の5つです。

リクルートエージェント

求人案件数が業界No.1の転職エージェントです。転職に関するノウハウが豊富ですから、まずは登録しましょう。

公式サイト：https://www.r-agent.com/

doda

転職サイトでもご紹介しましたが、こちらも大手の転職エージェントです。転職サイトと同じサイトから登録できます。

公式サイト：https://doda.jp/

パソナキャリア

きめ細かなサポートに定評のある転職エージェントです。35歳以上でも丁寧なサポートが期待できます。

公式サイト：https://www.pasonacareer.jp

エンエージェント

転職サイトでも、ミドルの転職に力を入れているエンの転職エージェントです。35歳以上でも、強力にバックアップしてくれるでしょう。

公式サイト：https://enagent.com/

ビズリーチ

年収600万円以上のハイクラスの求人に特化した転職エージェントです。管理職の経験がある人には、おすすめです。

公式サイト：https://bizreach.jp/